Mesoamerica

アステカ 祭祀参考資料-暦

メソアメリカの編年 

アステカ 暦


アステカ暦(Aztec calendar)またはメシカ暦(Mexica calendar)は、中央メキシコにおける他の先コロンビア人と同様、アステカ人が使用していた暦である。
この暦は、古代メソポタミア文明の存在していた時期からその基本構造を共有する、メソアメリカの暦の1つである。
上述の地域においては、シウポワリ(ナワトル語が原語である。この語は太陽周期に近い、365日の周期を持つアステカの太陽暦を意味する。この暦は年単位で数える)、トナルポワリ(こちらもナワトル語が原語である。この語は260日の周期を持つアステカの太陽暦を意味する。この暦は日単位で数える)と呼ばれる暦を用いていたとされる。これら2つの暦の組み合わせにより、カレンダー・ラウンドと呼ばれる、52年の「世紀」を形成した。前者は、太陽周期に暦の基盤をおいているため、農業カレンダーであると見なされ、後者は神聖な暦であると見なされている。

シウポワリ(ナワトル語: Xiuhpohualli)は、太陽年に近い365日の周期を持つアステカの太陽暦。
20日からなる「月」が18か月と、名前のない5日から構成される。同様の暦はメソアメリカ一般に見られ、マヤ暦でハアブと呼ばれるものと基本的に同一である。
ディエゴ・ドゥランは「古代では、年は18ヶ月で構成されていた。これは、原住民らによって観測された。20ヶ月以下のものであったので、これらは月に含まれていた。その月は18ヶ月だったが、その年の日数は20×20だった」と、主張する。 シウポワリは上述の暦と同様に、年、月を用いて、日月の経過を測定する暦である。 1年間は360日間の「有名の日」と、5日間の「無名の日」で構成されている。後者の「余分な」日は不運であると考えられていた。その年は20日の18の期間に分割され、時にはユリウス暦の月と比較された。「月」を意味するナワトル語は「metztli」(メツトリ)であるが、これら「無名の日」の期間に使用された名前は不明である。スペイン語の使用を通して、アステカのカレンダーの20日間は、一般に「Veintena」(ベインテナ)として知られている。 各20日間の期間はクロコダイルで始まり、祭祀が行われた。18の「Veintena」は以下を参照されたい。日付は初期の状態に拠っている。ベルナルディーノ・デ・サアグンの日付は、ディエゴ・ドゥランの観測に数十年先行しており、降伏の直近であると考えられている。メシカの敗北後、テノチティトランを統一する勢力が存在しなくなったため、原住民の新年の始まりが不均一になったという事実を強調するため、ここでは両方の日付を示す。




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